スーパーラジエントヒーターを3年使った正直レビュー|IHでもガスでもない選択
こんにちは、なおです。
新築のコンロを選ぶとき、多くの方は「IHにするか、ガスにするか」で考えると思います。わが家が選んだのは、そのどちらでもないスーパーラジエントヒーター。決め手は「料理がおいしく仕上がる」ことでした。
正直、採用例が多いとは言えない設備です。だからこそ、選ぶときに参考になる体験談が少ない。3年目に入った今、実際どうなのかを正直に書いておきます。
スーパーラジエントヒーターとは
スーパーラジエントヒーターは、セラミックの発熱体を電気で加熱し、遠赤外線で調理するタイプのコンロです。天板はIHと同じようにフラットなガラス面ですが、加熱の仕組みが違います。
- IH——磁力で鍋そのものを発熱させる。だから対応する鍋が必要
- ガス——直火で加熱する。鍋は選ばないが、燃焼ガスと熱が出る
- スーパーラジエント——発熱体からの遠赤外線と熱で加熱する。オール電化だが鍋は選ばない
「オール電化にしたいけれど、IHの鍋の制約は避けたい」という要望に応えてくれる、ちょうど中間のような存在です。
選んだ理由は「料理がおいしくなる」こと
わが家がこのコンロを選んだ最大の理由は、料理がおいしく仕上がると聞いたからでした。
スーパーラジエントヒーターは遠赤外線で加熱します。遠赤外線は直火に近い性質があるとされていて、食材に熱が伝わりやすいと言われています。「同じ食材でも仕上がりが変わる」——これが決め手でした。
実際に3年使ってみて、この選択は正解だったと感じています。表面だけが急に焦げるのではなく、じんわりと火が通る感覚があり、焼き物や炒め物の仕上がりに違いを感じます。
数値で示せるものではないので「わが家の実感」の範囲ではあります。ただ、毎日使う設備で「おいしく作れている」という満足感が続くのは、思っていた以上に大きな価値でした。
もう一つの良かった点:鍋を選ばない
選んだ理由はおいしさでしたが、使い始めてから「これは大きい」と実感したのが、鍋を選ばないことです。
IHの場合、対応していない鍋は使えません。土鍋、鉄のフライパン、アルミの鍋、古くから使っている道具——IH対応でなければ、買い替えるか諦めることになります。
スーパーラジエントヒーターなら、そうした鍋もそのまま使えます。オール電化住宅にしながら、調理道具の自由度は手放さなくていい。わが家はオール電化+太陽光の組み合わせなので、コンロも電気で統一しつつ鍋の制約がないのは理想的でした。
正直な注意点① 天板が熱くなる
ここからは正直な話です。まず天板が熱くなること。
IHは鍋自体が発熱するため天板はさほど熱くなりませんが、スーパーラジエントヒーターは発熱体が天板越しに加熱するので、使用後しばらく余熱が残ります。
調理直後にサッと拭き上げる、といった使い方はできません。小さな子どもがいる家庭では、使用後しばらくは触らせない配慮が必要です。わが家も子どもには「まだ熱いよ」と声をかけるのが習慣になっています。
正直な注意点② 温まるまでに時間がかかる
もう一つが立ち上がりの遅さです。
IHのように「スイッチを入れたらすぐ高温」とはいきません。発熱体が温まるまでにワンテンポ必要です。お湯を早く沸かしたい、すぐに強火で炒めたい、という場面では少しもどかしく感じることがあります。
逆に言えば、慣れてしまえば「少し早めにスイッチを入れる」だけの話です。慣れの問題ではありますが、購入前に知っておいた方がいい特性だと思います。
正直な注意点③ 採用例が少なく、情報が少ない
そして、これが一番の難点かもしれません。採用している家が少なく、参考になる情報が少ないことです。
IHやガスなら、レビューも使い方も体験談も山ほど見つかります。でもスーパーラジエントヒーターは、検討段階で「実際どうなの?」を調べようとしても、情報がなかなか出てきません。
この記事を書いているのも、まさにそこが理由です。少しでも判断材料になればと思っています。
どんな人に向いているか
3年目の実感からまとめると、こうなります。
- 向いている——じっくり加熱する調理が多く、仕上がりにこだわりたい。オール電化にしたいが鍋の制約は避けたい。土鍋や鉄鍋を使い続けたい
- 向いていないかも——とにかく素早く加熱したい。調理後すぐに天板を拭きたい。情報が少ない設備は不安
わが家は前者だったので、選んで正解でした。ただ、誰にでもおすすめできる万能な選択ではないというのが正直なところです。特性を理解したうえで選べば、満足度の高い設備だと思います。
「後悔してない?」「掃除や電気代は?」といった不安への回答は、3年目のQ&A記事にまとめました。
まとめ
- スーパーラジエントヒーターは遠赤外線で加熱する電気コンロ。オール電化なのに鍋を選ばない
- 選んだ理由は料理のおいしさ。3年使って実際に満足している
- 使ってから実感したもう一つの利点が鍋の自由度
- 注意点は天板の余熱・立ち上がりの遅さ・情報の少なさの3つ
- 特性を理解して選べば満足度は高い。ただし万人向けではない
キッチン全体の設備はこちらの記事に、食洗機はミーレ食洗機のレビューにまとめています。コンロ選びで迷っている方の参考になればうれしいです。