樹脂サッシ+トリプルガラスの窓を2年半使ったリアル|結露・断熱・日射取得型のホンネ
高断熱住宅で「窓」は弱点になりやすい部分です。我が家は樹脂サッシ+トリプルガラス。真冬でも結露せず窓際も寒くない一方で、日射取得型ならではの“想定外”もありました。2年半使った正直なところをまとめます。
結論|窓は、家の弱点じゃなくなった
樹脂サッシ+トリプルにして、真冬でも結露ゼロ、窓際も寒くない、外も静か。前の家で悩んだ「窓まわりの不快」が、まるごと消えました。
我が家の窓|ユニルクス 樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス
製品はユニルクスの樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス(日射取得・高断熱仕様)です。サッシは熱を伝えにくい樹脂、ガラスは3枚重ねのトリプル。この組み合わせが効く理由を、次で説明します。
窓メーカーの「ユニルクス(UNILUX)」について少し。ユニルクスはドイツの窓メーカーで、不純物を抑えた高品質な樹脂(uPVC)サッシとトリプルガラスを組み合わせた、ヨーロッパでもトップクラスと言われる高性能窓を手がけています。代表的な「IsoPlus」シリーズは、フレーム内部の空気層を細かく仕切ることで、スリムな枠ながら世界最高水準クラスの断熱性能を実現しているのが特徴です。日本では主にチャネルオリジナル(横浜)が輸入・提供しています。我が家は、家を建てた工務店(ウェルネストエンジニアリング)経由で、この日射取得・高断熱タイプを採用しました。
なぜ寒くない・結露しないのか|仕組み
アルミサッシは熱を伝えやすく、冬は表面が冷えて結露の原因になります。対して樹脂は熱を伝えにくい素材。さらにトリプルガラス(3枚+間の空気層)+Low-E(特殊金属膜)で熱を通しにくくしています。
だから窓の室内側が冷えず、足元に流れる冷気(コールドドラフト)も起きません。結露は「冷えた面に空気中の水分が水滴になる」現象なので、表面が冷えなければ、そもそも結露しないのです。
よかった①|冬も窓際が寒くない=大きな窓も怖くない
窓際の冷気がないので、大きな窓を取っても寒くならず、明るい家にできました。断熱性能が高いと「窓を大きくする=寒い」という心配から解放されます(断熱の基礎はHEAT20とは?/UA値・C値へ)。
よかった②|外の音が静か(防音)
ガラスが多層で気密も高いので、外の音が入りにくい。想像以上に静かで、家にいる時間が落ち着きます。
よかった③|真冬でも結露しない
前の家は結露とカビに悩みましたが、今は真冬でもガラス・サッシともに結露ゼロ。毎朝の拭き取りから解放されました(湿度管理の話は換気と湿度の記事へ)。
正直な注意点|中間期は、庇でも防ぎきれない日射がある
一番伝えたい点です。我が家の窓は日射取得・高断熱仕様(日差しの熱を取り込むタイプ)。冬は太陽の熱で家が暖まり、暖房が少なく済むのが大きなメリットです。
夏は、太陽の位置が高いので庇(軒)でしっかり日射をカットでき、暑い日差しの入り込みはありません。設計どおり、夏の日射対策はバッチリです。
ただし、春・秋の中間期は太陽の位置が低くなるため、庇の下から日差しが回り込み、室内が若干暖かく感じることがあります。これは「日射取得型の窓+庇」という設計上、どうしても起きるもの。我が家はカーテンやブラインドで軽く調整しています。これから建てる方は、夏だけでなく中間期の低い日射も少し頭に置いておくと、より快適になります。
まとめ|窓は性能で選ぶと暮らしが変わる
- 樹脂サッシ+Low-Eトリプル(ユニルクス)で、結露ゼロ・窓際が寒くない・静か・大きな窓もOK
- 日射取得型は冬に強い。夏は庇でカットできるが、中間期の低い日射は少し入る
- 窓は断熱の弱点になりやすいからこそ、ケチらず性能で選ぶ価値がある
窓は毎日目にして、毎日その快適さ(不快さ)を感じる場所。性能で選ぶと、暮らしの満足度が大きく変わると実感しています。